<レポート>野の句会 | はじめての楽しい俳句教室

2022年度の「はじめての楽しい俳句教室」が2月で終了。最後は、句会を開きました。


その名も「野の句会」。


実は、店主であり講師の念願。


能勢町で句会を開きたい!

俳句仲間が増えてほしい!


から始まった教室ですので。


そこで、このレポートでは、みなさんの成長の証しを紹介します。




最終6回目では、

俳人として用いる

雅号(愛称)「俳号(はいごう)

を決めていただきました。


五十音順の敬称略で、


・おはぎ

・小蕪

・みどり


ちなみに、店主は、喜音(きね)です。

能勢町・岐尼(きね)地域から、いただいています。




<句会の方法>


各自が今回は5~10句を

出句(しゅっく)。

短冊型の用紙に記して、

裏返しにして出します。


誰が作ったかは隠します。


「清記用紙」という用紙に書き込み、

コピーして、

自分にとって佳い句を

「特選」1句

「並選」4句を

選句します。


披講

(参加者のうち一人が、みなの選句を発表します)

のち


講評。



誰の句かを名乗って

感想や意見を述べ終えたら、

お開き。


以下、特選や並選となった

それぞれの俳句です。



おはぎさん

うぐいすや裏声の父腹話術

ガラス戸のモザイク跳ねる冬日かな

先頭は雪かきの父登校す



小蕪さん

熱下がり弱音沈むる柚子湯かな

瓦礫下の光の先に猫の恋

三椏や心に宿る版菩薩

南仏のミモザの風よ我が胸に



みどりさん

大地よりそっと摘みたる薺かな(小蕪特選)

ひょっこりと鼴のごとく蕗の薹

海山と母の達筆祝い箸(喜音特選)

古郷が二つに増えし雑煮かな

風の音指先ほどく柚子茶かな



ちなみに、


参加者の初回2022年4月と6月に

出してもらった俳句は、



おはぎさん

ぐみ実る植えたし吾子は父親に

療養にコーヒー届く梅雨の空


小蕪さん

息子宛て祝福つづる梅雨の空

梅雨生まれかけつけた夫苦笑い


みどりさん

よもぎ摘む母の背中と夕焼けと

たんぽぽのたねのふわふわまんまるさ



どうでしょう。

成長されていますよね!



写真は、椿餅。

最後なので、サプライズとして。




教室は終わりましたが、

引き続き「野の句会」を開いていきます。

店主は楽しみでなりません♪



句会は、みなさんも楽しかったようで、

次回の開催がすんなりと決まりました。



いいなあ、という俳句に興味がある方は、

まずは、2023年4月からはじまる

「はじめての楽しい俳句教室」へご参加ください。

2ヶ月に一度 第四日曜日開催

6回①コースです。


ご参加、お待ちしております!

四季の企画室 野の 福田商店

. 季節を知り、季節に寄り添い 自然を細やかに感じ楽しめば 発見がたくさん 感動もたくさん すると 気持ちが満たされ 心おだやかに、すこやかに