\2021年春開催 /若手農家のもうけばなし!?展を開催
<能勢町内外の延べ約150人の方にご観覧いただきました。ありがとうございました!>
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農家って、儲かるの?というのも、能勢町には若手農家が増加中なのです。そこで、当店の壁ギャラリーで、【\能勢町在住/若手農家のもうけばなし!?展】を3月5日(金)~4月5日(月)に開催します。
農家歴を問わず、3、40代を「若手農家」と呼び、店主が知る9組に声をかけました(下記で紹介)。
そして、生態をあばくため、質問攻めにし、根掘り葉掘りと、掘って掘って、深掘り。
すると、見えてきたのは、農家の満たされている毎日でした。
まずは、3月20日(土)開催のプチプチマルシェについてご覧ください。
◆開催の目的は?
これからの農業に安定と活気をもたらす一助になることを願って開催します。
若手農家や農に携わる人が増え、さらには、地元の人にも若手農家の存在や魅力を知ってもらい、理解と応援を得て、農家や農にまつわる課題を町のみんなで解決していけたらいいなという思いです。
◆どんな展示?
若手農家の考え、暮らし、販売情報、野菜を食べられる店情報、農家メシ、農家であることの良さ、やりがい、課題解決への提案、そして真の儲け話(!?)を読んで観ていただけるパネル展です。
メイン展示は、店主や農家自身からの20の質問に対する回答。
写真やこれまでネット等で紹介された記事なども紹介。まるで雑誌を見ているような、そんな展示にいたします。
みんなの回答を読んでみると、
農家じゃなくても役立つ話
生き方を考えるきっかけとなる話
農業っておもしろそう!と興味を抱ける話
農家って頼もしい!と感心する話
などなどなど。
ボリューム満点。
&濃厚。
じっくり読み込んでもらうと、
ガラリと何かが変わるかもしれませんよ。
◆こんな人に観に来てほしい!
若手農家のおいしい作物を食べて応援したい人
これからの生き方や働き方、暮らし方を考えている人
「豊かさって何?」と、コロナ禍で、何度も問いかけている人
農業や農に興味を持っている人
農家をめざしたい人
これからの日本の農地における課題が気になる人
地元の人
町内で空き家をお持ちの人
農地の後継者が無いことで心配を抱いている人
◆参加農家9組は?
(五十音順)
(それぞれの回答一つを紹介してます)
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須美ふぁーむ
今堀淳二(41歳)
新規就農年/ 2012年
前職/ 調理師
趣味/カポエラ、山の整備
特技/料理
Q.農家を続けている理由は何ですか?
「経済的な魅力以外に、人を惹きつけるものがあると思います。惹きつけるものは、人それぞれで違うかもしれませんが、《自然を近くに感じるライフスタイル》でしょうか。自然が近くにあると、文字通り、自分自身も自然体でいられるというか。心が自由で、精神的な豊かさを感じます」
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能勢町アジア野菜研究会
伊藤雄大(35歳)
新規就農年/ 2016年(家庭菜園から開始)
前職 / 一番長いのは、農業書籍専門出版社雑誌編集部(稲作・水田活用コーナー担当)
趣味/山野草と世界の植物を育てること
特技/だいたいなんでも楽しめること、5年前まではイネについてそうとう詳しかったこと
Q.農家になったことで、農業をしていることで、得られたこと・学べたこと・おしえられたことは何ですか?
「好きな植物を好きなように山ほど育てられ、誰にもとやかく言われないどころか、喜ばれ、生活の足しになるという最高の環境と大義名分を得たこと。学んだことは『ま、いっか』とサボるとやっぱり想像どおりダメになることと、マルチや不織布、ビニールの偉大さ」
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畑のやおやさん すみれファーム
芦原義行(32歳)
芦原智峰子(姉さん女房)
新規就農年/2020年
前職/義行:学芸員
智峰子:保育士
趣味/義行:バードウォッチング、
山城ウォーキング、酒蔵めぐり
智峰子:バードウォッチング
特技/義行:山城ガイド
智峰子:子どもととことん遊ぶこと!絵本の読み聞かせ
Q.農家をやっていて良かったと思うことは何ですか?
「四季おりおりのお野菜をたらふく食べられること 」
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べじたぶるぱーく
植田 歩(37歳)
植田絵美(37歳)
新規就農年/2009年ぐらい
前職/
歩:宅急便セールスドライバー
前々職は、ヴィレッジヴァンガード副店長
絵美:有機JAS認証機関の事務職
趣味/歩:漫画を読むこと
絵美:音楽を聴くこと歌うこと
特技/歩:なし
絵美:なし
Q.なぜ農家になりましたか?
歩「自分が食べたいと思うものを作りたかった」
絵美「子供の頃から自然が大好きで、大学生の時に山登りをしたり、国内外でWWOOF制度をつかって農家滞在をさせてもらっていました。自然の中で暮らしたくて農家になるぞ、と学生のときに決めていました」
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水口農園
水口裕介(33歳)
中井真理子(37歳)
新規就農年 /2019年
前職 /裕介 :農業(大分県野津町にある赤峰農場にて6年間学びました)、海塩づくり
真理子:野生動物調査等
趣味/裕介&真理子:ものづくり
特技 /裕介:料理
真理子:絵
Q. 農家は儲からないと言われますが、儲かりまっか?
「もうかりまっせ~。思っていた以上に求められている安全な野菜。準備した野菜はほぼ売り切れます」
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mix farm
内田健太(43歳)
新規就農年/2013年
前職/特になし
趣味/なし
特技/一切なしです
Q.農家になる前と後とで、自分の中で変化・成長したことは何ですか?
「昔はあんなにかわいかった私が、職業柄毎日紫外線を浴び続けたせいで、こんなにも小汚い中年に変化しました」
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安田ふぁーむ
安田 翔(32歳)
新規就農年/2020年
前職/農業資材の会社の営業
前々職は、海上自衛隊
趣味/ドライブ、読書
特技/スポーツ、CS60
Q.11年後、能勢町内の農地の耕作が難しくなる見込み値が全体の69%。このような町のアンケート結果が出ています。この課題に対して、どのようにしていけば良いと思いますか?あるいは、すでに動いていることがあれば、おしえてください。
「 稲作の就農者を増やさないと農地の問題は解消できないため、若い稲作農家を増やす取り組みを安田ふぁーむが中心となって今後行っていく。また、稲作だけでなく、大豆や小麦などの土地利用型農業を複数の農家で協力して取り組んでいくことで解決できる可能性があると思う」
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やまはる農園
山下順(36歳)
山下叔子(夫より少し上)
新規就農年/2010年
前職 /順:学生
叔子:カフェ店員
趣味 /
順:最近はギターとベースとキーボード。
ど下手。誰か教えて下さい。
叔子:味噌、ケチャップ、ハリッサ、
ゆず胡椒などの加工をする事
特技 /
順:良く食べて良く寝る事
叔子/のんびりする事
Q.能勢の農業について思うことは何でしょうか?
(メリット、デメリットなど)
順「僕達みたいなどこの馬の骨かもわからないような若者を受け入れ、また温かく見守り応援して下さる地元の農家や人や先輩移住者がいるという事がスゴイ事だと思う。能勢にはそのような人達がいるというのが何よりのメリットだと思う。デメリットは強いて挙げるなら獣害」
叔子「若い農業者が増えてきている。意見交換や助け合いがある。野菜やお米が美味しくできる」
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吉村農園
吉村次郎(43歳)
吉村聡子(36歳)
新規就農年/
次郎:2001年に能勢に来ました
聡子:2011年能勢で農業研修開始。吉村農園の一員として農業を始めたのは2017年
前職/
次郎:学生
聡子:吉村農園に加わる前は北摂協同農場の職員。農業研修を始める前は石垣島のゴーヤ農家、黒門市場、淡路島の旅館でお布団敷き等、フラフラいろんなバイトしてました
趣味/
次郎:映画鑑賞、Youtube鑑賞
聡子:山歩き、散歩
特技/
聡子:生返事(よく怒られる)
次郎:仕事中、今声かけるなオーラを出すこと(よく怖がられる)
Q.農家になるために大切なことは何ですか?
次郎「農業は総合格闘技的なので、心技体すべてを磨くことかなぁ」
聡子「 やる気、根気、のんき」
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能勢町に若手農家が増えてきたのは、約10年前から。現在は、「能勢青年農業者4Hクラブ」への加盟農家だけでも、30組ほど(10年前の6倍らしい)。
これを少ないか多いか、どうみるかは、おいといて。
私が知る若手農家は、今後の地域農業の活性化を担ってやろうじゃないかという心意気を持っている人が多いです。
ただ、若手が増えても、今後、耕作放棄地が、それ以上に驚くほど増えていく近い未来が待っています。
どうしたらよいのだろう。
農地を活用してくれる人を増やすことが大事なはず!
若手農家と話をしていると、しっかりした信念を持ち、仕事をし、暮らしていることを知ります。そして、会う度に、逞しくなっていっている気がします。
自分のことだけを考えず、町の将来についても考えてくれていることには、本当に涙が出ます。
こういう農に携わる人たちが、さらに増えてくれると本当に嬉しい。
だから、この展示なのです。
vol.2も開催しました。こちら↓
\能勢町在住/
若手農家の
もうけばなし!?展
2021年3月5日(金)~4月5日(月)
12時~17時
※但し、催しがある日は、13時頃~
会場/四季の企画室 野の 福田商店
能勢町今西198-2
(今西商店街内、木田菓子店前)
休/火・水・木
✉ fukuda.showten@gmail.com
🚌阪急バス西能勢線「森上(もりがみ)」停留所より西へ徒歩約5分
🚙大阪市内・神戸市内からは高速ご利用で約1時間
専用駐車場アリ(木田菓子店東側の駐車場に1台、旧木村商店前に2台)
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