<レポート>季ぐらしの歳時記 - 浅き春の候① -
どこかで春がうまれてる♪♪ 春を告げるものを五感と第六感で知ってもらえたら。寒さの底で降雪が予想されたことから22日を26日に変更していただいて、大正解!
春めく日に大人の遠足ともいえる「季ぐらしの歳時記」をリニューアル再開できました。
浅き春の候
スタートです!
参加者は2名。
高槻市、尼崎市から。
心地よさを求めて、参加して下さったことが印象的でした。
春の訪れを告げる
マンサクの花をテーブルに
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10時30分より
【はじめまして浅き春】のじかん
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最初は、ウエルカムドリンク『春の夢』を味わっていただきました。 奈良・天理で藍染めをするrukkiさんのレモンを使って作った皮もいただくスパイスレモン茶。
春には酸味が良いらしいので(by望診教室)。
次に自己紹介。
・能勢が大好きだから
・ごきげんになりたいから
自己紹介も楽しく、良き時間でした。
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続いて、
今回のために店主が作成した
五感と第六感を使って
季節を味わうための冊子を紹介。
●目を向ける
●耳を傾ける
●香りを聞く
●肌で触れる
●舌を鳴らす
●第六感を働かせる
全ページで 「春を告げるもの 」をお伝えしました。
天から地まで、たくさんありますので。
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閉じる糸は
季節の手まり教室で
余った毛糸など。
選んで結んでもらいました。
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11時頃~
【季節を収穫する】じかん
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いよいよ季節を収穫!
当店近くの2ヶ所と野へ。
1ヶ所目は、当店のある地区にお住まいのOさん宅へ。
毎年、店主が目と鼻で癒やされている冬の花、蝋梅。今年は、梅の花が遅い分、まだ咲き誇っていることから、お土産用にいただけないかとお願いしていたのです。
行ってみると、甘く妖艶な香り。
はしゃいでしまうほど。
はしゃいだのは、種にも。
いくらかの枝を伐らせていただき、
みなさん、いい顔!
続いて、店主の父が自家製白菜漬けと物々交換している、美味しい赤かぶ漬けをいただきました。秋に雨が少なかったことで少々カタいとのことでしたが、今季も美味しい。
お土産用と昼食用に。
さらには、玄関先に置かれていた鉱石に皆が釘付け。能勢とその界隈の鉱石とのことで、山登りが好きなOさんが少しずつ収集されていると!
思わぬ鉱石観賞も楽しめて
ご満悦。
退職されて10年以上となるOさんの
「農家」としての暮らしについてのお話も聴けました。
・毎日、田畑や山の仕事をしていて、終わりがない。
・特別なことは何もしていない。
・淡々と目の前のことをしている。
・ここにあるものを大切にしたいから。
「足るを知る」という言葉も出てきました。
このときの話に参加者さんは、
いたく感動されていました。
今後の生き方の参考にされるほど。
のんきに「お土産くださいね」と伝えていた店主も、良いお話が聴けたことで、諸先輩方のお話をもっと聴きたいと思うのでした。
次に、店主の父の畑へ。
メインは、フキノトウ摘み。
2月下旬といえば、例年、畑の中にフキノトウがたくさん顔を出すころなのです。両手いっぱいに摘めます。
ササやリュウのヒゲが繁茂しているので、かきわけかきわけ、探していただきました。
その結果、今年は、今年は、
3つだけでした。。。
(店主も1つ摘みました)
やはり春が遅い。
でも、春の苦味はたくさん摂るものではないのでね。
参加者さんからは、
「一人一つが良かった」
「たくさんないのが貴重で良かった」
と、ご感想をいただけたので、ほっ。
数年前までは、畑の獣害対策の柵の外にも多くのフキノトウが顔を出していたのですが、鹿によって食べられて、無くなってしまったんですよね…。どこも無くなっていると思うと、フキノトウの絶滅が近づいているのかもしれません(ぎゃー!)。
冬野菜が終わり、
畑で唯一収穫できる「真菜」も収穫。
お土産と昼食のおかずに。
畑の中に、春の野草ヒメオドリコソウが出てきていたので、昼食用に摘みました。
テントウムシも発見!寒さにじっとしていましたね。
続いて、河原へ野草を探しに。
これまた春が遅いので、
野草が少ないのですが、
野を歩きながら、
ハコベ、ナズナ、タンポポ等を摘みました。
水洗いをして、
さあ、収穫した季節のものを使って昼食を作りましょう!
レポート②に続く
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